ぼたもち(仮)の重箱

躁うつ病、万年筆、手帳、当事者研究、ぼたもちさんのつれづれ毎日

睡眠障害の長い夜

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子どもの頃から、寝付きは悪かった記憶があります。

また、あまり丈夫でなくストレスをためやすい子どもだったので、何週間かに一度はひどく疲れを感じて、「学校から帰ってきて何もせずに食べずに、夕方から翌朝まで眠る」という、寝溜め?のようなこともしていました(特に高校生ごろから)。

 

2001年に結婚して、うまくいかない結婚生活の中で過重なストレスがたまり、だんだん「眠っても寝た気がしない」という状態になっていきました。

その後は鬱の診断が下りて、病気がひどくなるごとに、睡眠障害はますます悪化していきます。

その後、躁鬱病であることがわかり、眠れないのが落ち込みによるものであると同時に、軽躁状態によるものも多くなりました。

 

精神科へ行けば、日々、睡眠薬の調整。

どれを飲んでも効かず、何年も様々な薬を渡り歩きました。

量ばかり増えていく睡眠薬に、もう嫌気がさしていました。

しかし、飲まなければ眠れない。

ついにたどり着いたのは、ベゲタミンA(通称、赤玉)でした。

 

ベゲタミンA(Bもある。BはAの半量で白玉)は強い精神安定剤で、睡眠薬ではないそうです。

これを2錠、他の薬と組み合わせながら飲みました。

が、とても強いので、かなり眠くなります。

薬の難しいことはよくわかりませんが、実感として、今までで一番眠れました。

健康な人が1錠飲んだら、24時間くらい軽く眠ってしまうんじゃないでしょうか。

なぜもっと早くこの薬にしてくれなかったのかなあと思っていたのですが、なんだかよくわかりませんが、どれを飲んでも眠れなかった人が出される最終兵器だったのでしょうか…とにかく十数年さまよった末、最後の薬でした。

 

ただこの薬、少し前に製造が終了しました。

多分、大量服薬してしまった際に、危険度が高いからなのではないかと思います(主治医がそんなことを言っていました)。

現在は、別の薬の組み合わせで、同じ分量のものを飲んでいます。

 

しかし、こうして目がさめるのです。

毎晩ではないですが、1〜2日おきに。

我が家は夜がとても早いので、20時から21時くらいにはみんな眠ってしまいます。

そのかわり、早起きですが。

でも、私は早起きすぎます…

先ほども0時過ぎに目がバッチリさめてしまいました。

今は2時半、音楽を聴きながら、これを書いています。

 

睡眠障害の人の夜は長い。

 

軽躁で起きていると、友達にお手紙を書いたり、万年筆で遊んだり、意外と楽しくしているのですが…

落ち込みで起きていると、何もする気が起きず、疲れる一方です。

 

メンタルの病は十人十色なので、躁鬱病鬱病の人それぞれ、いろんな深夜の過ごし方、感覚があると思います。

 

でも、最終的にみんな同じなのは、

 

「疲れている(今はよくてもいずれ疲れる)」

 

ということではないかしら。

 

毎晩安定して5〜6時間の睡眠がとりたいものなのですが、なかなかうまくはいきません。

こんなことでは、身体も心も荒んでいきます。

 

私はこれでも回復した方だと思っています。

眠れない日ばかりではないので。

以前は眠れない日ばかりでした。

よく生きていたなと思います…

 

いつかは普通の睡眠に戻りたい。

 

 

そう思いながら、深夜を過ごしています。