ぼたもち(仮)の重箱

躁うつ病、万年筆、手帳、当事者研究、ぼたもちさんのつれづれ毎日

2019-08-15から1日間の記事一覧

【小説】7 永遠に終わらない冬

夕焼けは遠ざかりますます暗く冷え込んできたというのに、結子はブランコから立ち上がろうとしなかった。姉が動く気配が全く感じられないために、真実もブランコに掴まってしゃがみ込んだままだった。 間近にある結子の小さな顔は、涙に濡れていた。いつの間…