ぼたもち(仮)の重箱

躁うつ病、万年筆、手帳、当事者研究、ぼたもちさんのつれづれ毎日

センチメンタルサーカスという名の涙

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最近、この子たちにハマっています。

 

「センチメンタルサーカス」シリーズ。

 

ファンシーなキャラクターグッズで有名な「サンエックス」さんから出ています。

サンエックスの有名どころは「リラックマ」や「すみっコぐらし」。ちょっと懐かしいものでは「たれぱんだ」。

ハローキティやキキララの「サンリオ」さんとは別の会社で、ライバル関係です。でも、サンリオよりも古い会社なのだとか。

 

私は本来、この手のかわいらしいものに、それほどは興味を持たないのですが…

暇つぶしにスマホから「すみすみ」というサンエックスのパズルゲームをダウンロードして、たまに遊んでいまして。

「今日は◯◯のスコア2倍!」なんてセリフが出てくるのですが、ある日のセリフがとても気になりました。

 

「青い瞳をみつけたよ!

シャッポを探して夜空を見上げた

スピカのスコアが今日は2倍!」

 

シャッポってなに? スピカ?

夜空を見上げた青い瞳。

なんだか切ない…

 

というわけで、シャッポとかスピカとか、そんな言葉でググりましたら、すぐに「センチメンタルサーカス」に行き着きました。

 

センチメンタルサーカスとは…

 

サンエックスから出ている市川晴子氏の絵本です。

人間に捨てられたボロボロのぬいぐるみたちが、ささやかに集まって結成した小さなサーカス団。

謎のウサギみたいなキャラクター「シャッポ」は、この作品の主人公であり、サーカスの団長さんです。何匹かの仲間たちを取りまとめ、優しく導いていくリーダーです。

そして同じくよく似たウサギみたいなキャラクター「スピカ」。

これはシャッポの双子の片割れで、捨てられた時に離ればなれになってしまい、なかなか二人が再会することはできません。

スピカの目は深い藍色なのですが、それはシャッポを探して夜空を見上げていた時間が長いので、夜空の青が映って青い瞳になった…というお話。

 

なんじゃそりゃ、泣ける…!!

 

私は思わず、既刊の絵本5冊を大人買いして(4冊はKindle、1冊は紙の本)、読みました。

 

泣きました…

 

マジか涙が止まらねえ…!!

 

「捨てられたぬいぐるみ、子どもの頃は仲良しだったのに忘れられたおもちゃ」

 

みんな覚えがありますよね。

捨てられたものに郷愁なんかない人もいるかもしれませんが、私はこういうの弱いです。

泣きながら読みました。

その後また読んでも泣きます。

 

急速にハマってしまった私は、冒頭の写真の通り、グッズまで大人買いしました。

今月の終わりに発売になる本も予約しました。

 

なんていい客なんだろうねまったく…企業の思う壺だよ…!

 

(一番泣いた本↓うまくリンク先でるかな)

 

https://www.amazon.co.jp/gp/aw/d/4041064805/ref=tmm_hrd_title_0?ie=UTF8&qid=&sr=

 

でも、無条件に泣けるって、とてもいいこと。

映画を見てわんわん泣くことも、精神的に良いことなのだそうです。

 

私はわりと涙もろい方ですが、「これを読むと(見ると)必ず泣く!」という決定版がなかったので、ちょうどいい物件が見つかりました。

これで、泣きたい時にいつでも泣けます!

スマホが1台あれば!(Kindleだから)

 

買い込んだぬいぐるみやグッズも、見るとジワァ…ときてしまいます。

かわいいのと、なんとなく悲しいのと。

来年度のスケジュールノートはこのセンチメンタルサーカスのものを使いますが、予定を確認するたびに泣くのか私は。

 

ちょっとバカみたいですが、いいのです。

 

 

ファンシーでかわいらしくて、ちょっと悲しくて泣けて、でもほっこり癒されるものがお好きな人にオススメのキャラクターなのでした。

 

 

しかし、一番秀逸だったのは、最初に気になったゲーム内の一言ですね。

 

 

「青い瞳をみつけたよ!

シャッポを探して夜空を見上げた

スピカのスコアが今日は2倍!」

 

 

 

いやもうこれだけで泣けますから…