ぼたもち(仮)の重箱

躁うつ病、万年筆、手帳、当事者研究、ぼたもちさんのつれづれ毎日

DVの自分史

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探し物をしていたら、懐かしいものが発掘されました。

 

2003年10〜12月の二ヶ月にわたって書きまくった、元夫からの精神的DVの記録。

当時、一回の投稿に1000字書けるウェブ上の日記サイトがあり、そこに毎日書き込んでアップしていたものを、後日プリントアウトしておいたものです。

A4サイズで50枚以上です。

 

さすがに15年も経つと、読んでも別に気持ちが揺れません。

いやぁ、文字にすると大したことなくなるなあ。

実際は地獄みたいな生活だったのですが、文字情報になると芝居がかって見えて、軽い出来事のように感じます。

 

 

この頃は、私は自分の病気は、全てこの元夫が原因だと思い込んでいました。

しかしこの日記を書いてから10年後に、原因はさらに過去の、別の人物からの暴力被害であることが、セラピーによって判明したのです。

別の人物からの暴力被害については、私は記憶をほぼ失くしていたので、わからなかったのですが。

(記憶を失くしていた=自ら隠蔽していたような感じ)(それが複雑性PTSDのシステムらしいです)

 

とはいえ、この元夫もなかなかに極悪な人物だったので、今となっては貴重な人生経験をしたと思って、この記録を残しておいて良かったと思いました。

元夫を地獄へ送るような文章が羅列されているので、他者が読んで楽しいものではないですが、私の人生も呑気なだけではなかったと改めて実感できるので、良しとします。

 

 

しかしこういう暴力被害などの記録は、過去が近ければ近いほど、フラッシュバックを起こしがちだと思います。

記録は貴重なものですが、よほどの時間がたってからでないと、読み直すことはやめておいた方がいいでしょうね。

私もこれこの通り、15年でようやく平気になりました。

15年。赤ちゃんが高校生になるくらいの時間。

長いですね。長い。

さらに過去の最もおぞましい暴力被害などは、20年を超える過去ですが、そちらはまだ、日々フラッシュバックに怯えています。

PTSDは恐ろしい。

 

 

でもこれ、書いておいて本当に良かったです!

立派な自分史になりました。

書くことが好きな人は、きっと書くことでストレスを発散しています。

多分、ブログを書く人も、そうかもしれない。

 

 

書きたいと思ったら、書いておくといいかもです。