ぼたもち(仮)の重箱

躁うつ病、万年筆、手帳、当事者研究、ぼたもちさんのつれづれ毎日

Zoomができない私の環境

最近、Zoomというテレビ会議システムを知りました。

 

主催者がURLを公開して、そこにお邪魔すると、複数の人でテレビ電話のお話しができます。

私も2回お邪魔しました。

便利ですねこれは。

Skypeを使ったことのなかった私ですが、SkypeのようにIDも必要なくて、非常に画期的な無料サービスだと思います。

時間を長くするのには、お金がいるのかな?

詳しいことはわかりません。

 

私は一度は双極性障害の当事者会「のこのこバー」に参加し、もう一度は同じく「のこのこバー」に参加なさっているすたんどさんと二人でお話ししたことがありました。

楽しいなあ。

電話とはまた違った感覚ですし、電話のようにお金がかからないし。

便利な世の中になりました。

誰かとお喋りするのに、外に出なくても良くなったのは、病気でしんどい人にとっては朗報です。

 

ただこのテレビ電話やテレビ会議システム、参加できるかどうかはその人それぞれの環境によるのだなと、自分が参加してみてしみじみ感じました。

つまり、私は参加ができないようなのです。

悲しい。

 

なぜかというと、両親と同居していて、電話以外で突然に声を出すことに対して、両親がアレルギーを持っていることがわかったからです。

 

パソコンはリビング、いわゆるパブリックなスペースに置いてあるので、パソコンでログインすると必然的に両親が写り込んでしまう。

ではスマホでログインすると、最初に「ピンポーン」と大きな音が出るので、親が「何事!?」と部屋に飛び込んできてしまうのでした。

 

しかも両親は19時台に入眠してしまうレベルの高齢なので、皆さんが集まる20時以降は物音ひとつ立てられないことが判明。

声を出したら「うるさい!」などと言われる…ことはないですが、確実に怪しまれて病状の悪化を心配されてしまうという有様。

 

私が2回参加できた際は、両親が留守だった日があったことと、もう一つは両親がまだ起きていて電話を装える時間帯だったからでした。

 

Zoomは、一人暮らしのかた、ご家族がテレビ電話に理解のあるかた、自らの個室が完備されていて密室を作れるかたが楽しむことができるのかな、と思います。

 

私と同じように環境が整わずに、当事者会に出られない人がいるのかもしれないと思いを馳せました。

Zoomによって孤独感を取り去られて救われる人もたくさんいるでしょうが、逆に参加できる環境になくて残念だなと思う人もたくさんいるのかもしれません。

全ての人が「これが良い」とするツールは存在しないので、なかなか難しいものだなと心から感じます。

 

でもこのツールはとても優れているので、凄いな、凄い世の中になったなと感心しています。

 

私もまたチャンス(親が留守だとか)があったら、参加させていただきたいと願っています。

せっかく外出しないで交流できるんだもの。

活用可能なかたは、積極的に使うべきやり方なので、本当におススメです。

 

 

 

(私は心の中では「ほぼほぼ不可能なので潔く諦めなきゃ」とも思っています……涙)