この本、読み始めたばかりなのですが。
ものっすごく、おもしろい。です。
絵日記にも思わず書いた。
「中動態の世界」目当てに二冊まとめて注文して、「中動態の世界」は最初だけ読んで、この「暇と退屈の倫理学」を読み始めたら止まらなくなりました。
哲学の本なのですが、難しい言葉は一切つかっていません。
脚注も参照しなくて構いません。
とにかく一足飛びに読めと書いてあります。
分厚くて長いので、一日では無理ですが……
自分に速読の力があったら、一日で読みたい。
それくらい楽しく魅力的な内容です。
目下、がんばっている最中の「当事者研究」にも、大いに役に立つ内容です。
人間にとって、暇とは何か。
退屈とは何か。
暇は客観的に与えられた環境であり、退屈は主観的に感じることですね。
人間って奴は、退屈に耐えられない性質があると。
だから刺激や興奮を求めて、いろいろとやらかすわけですね。
その退屈によって、どれだけの大変なことが、歴史上起こってきたかに思いをはせると、人間の罪深さみたいなものを感じますね……
「罪深さ」って表現がちょっとクリスチャン的ですが。
昔々の哲学者たちが考え続けた暇と退屈、この偉大なる取り組みにどんな落とし前が用意されているのか、本の最後が非常に楽しみです!
國分功一郎さんは、私よりも少し年下の人のようです。
同世代にこんないいもの書く人が存在すると思うと、ウキウキワクワクしますね。
これからもがんばってください!
さ、続き読も。