ぼたもち(仮)の重箱

躁うつ病、万年筆、手帳、当事者研究、ぼたもちさんのつれづれ毎日

2019-08-16から1日間の記事一覧

【小説】8 永遠に終わらない冬

二人して立ち止まっていても、他人に見られればおかしく思われてしまう。真実は動揺する気持ちを何とか取り戻そうと、結子に「行こう」と声をかけて歩き始めた。結子も黙って横に並ぶ。行こうと言っても行く当てもなく、ただとぼとぼと真冬の夜道を歩くだけ…