ぼたもち(仮)の重箱

躁うつ病、万年筆、手帳、当事者研究、ぼたもちさんのつれづれ毎日

2018-01-01から1ヶ月間の記事一覧

すべての人が眠る夜

すべての人が 眠る夜 闇の手が わたしを誘惑する たすけてくれる人はなく わたしは ひとりで 闘い続ける もうすぐ 二時だ まだ 夜は長い あの手も この手も 数え上げればきりがない それでも ただここにいる 眠る人が 起きるまで 約束を やぶることは できな…

灰に若葉

桜のちる 朝のように 雪のふる 夜のように わたしの こころは こまかい灰が ふりつもる 灰は 白く しろく こころの すみずみまで 行きわたり しみ込んで 一寸先も 見ることはできない なにが燃えて 生まれた灰なのか わたしの からだか わたしの こころか わ…

ことば

あなたのちいさなことばが 冷静に放たれたものではなく こころからふきだす 悲痛な叫びであったことに わたしは気づかなかった 雪がとけていくかのごとく わたしの 脈うつ 心臓が あらわれてくるのがみえる 握ったナイフを ふり下ろすことはなく そのことば…

まなざし

深夜にふと書いてみた詩を二編。 (私は小説や詩を書くのも好きです) ***** 苦しみの中身はわかってるなにが悪いのかもそれは私ではなくそれはあなたでもなく 少しだけ遠い悪魔のしわざで 雪より白くしてくださいといつわりの証しをし嘘で自らを塗りか…

ゲートキーパー

自殺防止のために寄り添い、適切な対応ができる存在のことを「ゲートキーパー」と言います。 日本語にすれば、「命の門番」です。 私のように希死念慮を覚えることのある病気を抱えている者にとっては、このゲートキーパーはとても大切です。 かつてひどかっ…

死ぬことなく、生き長らえて

死ぬことなく、生き長らえて 主の御業(みわざ)を語り伝えよう。 (詩編118編17節) 徳善義和先生のご著書 「自由と愛に生きる 『キリスト者の自由』全訳と吟味」 を、読んでいます。 この本は、2001年頃に、徳善先生の「ルター原典講読」という公開講座に…

怒る人と共に怒れ

喜ぶ人と共に喜び、泣く人と共に泣きなさい。 (ローマの信徒への手紙12章15節) 新約聖書の中の、とても有名な一節です。 ここだけ抜き出して取り上げると、感動的。 でも、前後を読むと、意外と厳しいことが書いてあります。 とりあえず今日は、この一節だ…

深夜の功罪

睡眠障害であることは、以前の記事でも触れました。 全く眠れないわけではなく、一日か二日おきに眠ったり眠れなかったりを繰り返しています。 三日前には2時間しか眠れなかったのですが、その次の日は何と15時間も眠りました。 そして今日は4時間くらいで目…

生きられたよ、今日も

ここ数日、ずっと悪い波が来ていました。 そして昨日、ビッグウェーブが来てしまいました。 もう生きるのが嫌だ…!! さあ、どうにかしよう。 クスリ出すか? 包丁出すか? いやいやちょっと待って。 その前に。 誰か、助けて! 私は家に一人きりでした。 や…

卒業論文の思い出

大学4年生の頃、私も多くの人と同様に、卒業論文を書きました。 たいそう恥ずかしい出来上がりで、今となっては読み返すような芸当はできたものではありません。 最初は、キリスト教の死生観や死と葬儀に関わる問題をテーマにして、教会が死というものにどの…

鬱の精鋭部隊「死ね死ね団」

鬱病などの精神的な病気をしていると、睡眠障害の症状が出る人は多いと思います。 深夜や早朝のあらぬ時刻に目が覚めて、そのまま眠れなくなってしまう。 そして昼間はぼんやりして、なかなか活動的になれないのです。 もちろん私もその一人で、この記事を書…

創造のわざ、花一輪

(私の好きなブルースター。下手くそだけど) 最近、友人や知人をお花にたとえるなら何にあたるだろう、ということを考える遊びをしています。 私はお花の名前があまり覚えられず、お花そのものを思い浮かべることができても、名前が出てこないことが多いの…

五目焼きそばの独り言

両親と一緒に外食してきました。 少し大きな中華料理店の五目焼きそば。 とてもおいしかったです。 様々な種類の野菜やお肉、海鮮、きのこ。 あたたかいあんかけでとろり。 少し焼いた麺にドバッとかけて。 五目、って、楽しいなと思いました。 人間の世界っ…

「キリスト教における死と葬儀」

「キリスト教における死と葬儀」石居基夫著 *** 昨年に一度読んだ本を再読することから、今年の読書を始めました。 ちょっとだけ、感想。 この本のサブタイトルは、「現代の日本的霊性との出会い」です。 キリスト教における死と葬儀についてのお話と、日…

生と死のやけ食い

ツイッターに投稿したものをコピーしました。 ***** 二十代の頃、一緒に働いていた先輩女性の夫さまが胃がんで急死なさったことがあった。思い出してみれば、今の私よりも年下だった。ホスピスにお入りになったので、一度だけお見舞いに行ったのだが、…

今年最初の日曜日

朝、起きる。 昨日の日記を簡単に書く。 聖書を読む。 コーヒーを飲みながら、朝食を適当に。 ほんの少ししか食べない。 薬を飲む。 薬を飲む。 薬を飲む。 忘れずに。 SNSのチェックをする。 facebook、Twitter、mixi、LINE。 たくさんあるけど、それぞれ役…

鬱に苦しむ人へ

私は若い頃から、あまり生きる意欲のない人間でした。 なりたいものもなかったし、やりたいこともありませんでした。 むしろ、「死」に憧れました。 いや別に、死にたかったわけではありません。 漠然とぼんやりと、早くこの世から解放されたいと、よく思っ…

洗礼を受ける

私が洗礼を受けたのは、中学を卒業した直後のイースターでした。 中学3年の5月に母方の祖母を亡くしたのですが、彼女の影響が強くありました。 祖母は私が中学2年のクリスマスに洗礼を受けました。 それはそれはとても喜ばしい出来事で、私も非常に嬉しく、…

流れない涙

お正月二日目、箱根駅伝往路を楽しみました。 私は普段あまりテレビを見ないのですが、何となくザッピングしていたら、懐かしい「フランダースの犬」の総集編をやっているチャンネルがあったので、途中から最後まで見てしまいました。 もちろん最後は号泣で…

2018年、新しい年

あけましておめでとうございます。 年末から始まった「おはぎの重箱」、今後ともよろしくお願い申し上げます。 私は眠るためのお薬をさっさと飲んで、とても早寝してしまいます。 そのために深夜に起きだすことも多いです。 今日は年が明けたばかりの0時過ぎ…