ぼたもち(仮)の重箱

躁うつ病、万年筆、手帳、当事者研究、ぼたもちさんのつれづれ毎日

死ぬことなく、生き長らえて

f:id:hammerklavier:20180121112834j:image

 

死ぬことなく、生き長らえて

主の御業(みわざ)を語り伝えよう。

 

詩編118編17節)

 

 

 徳善義和先生のご著書

 

「自由と愛に生きる  『キリスト者の自由』全訳と吟味」

 

f:id:hammerklavier:20180121113729j:image

 

を、読んでいます。

 

この本は、2001年頃に、徳善先生の「ルター原典講読」という公開講座に参加していた私の母が買って、徳善先生から直接このサインを頂戴したものです。

先生は、母に向かって「あなたにはこの言葉をドイツ語で書いてあげようね」とおっしゃって、サラサラと書いてくださったのだそうです。

 

力強い筆跡で書かれてあるのは、ルターの愛誦聖句である詩編の一節です。

 ニヒト シュテルベン、死ぬことなく。

ゾンデルン レーベン、生き長らえて。

ルターは、何度もこんなシーンをかいくぐりながら、生き長らえて死ぬまで、力強く主の言葉を語り続けたのだろうなと思いながら、私は何度もこのみことばを眺めていました。

 

私は不勉強で、ルターの説教を全く読んだことがありません。

もったいない。

この詩編の説教を読んでみたいです。

どんなにかパワーに満ちたルターの叫びが聴けるだろうかと、想像するだけで嬉しくなります。

 

 

このところ、私の病気の症状は、あまり良くありません。

ふと気を緩めると、死にたい気持ちでいっぱいになっています。

とてもつらいときに、偶然にも母がこの本を出してきました。

 

死ぬことなく、生き長らえて。

 

死ぬことなく。

 

私はこの本をすぐに読み始めました。

少し難しいので、読むのに時間がかかりますが、とてもパワフルでハートに突き抜けていくような強力なものを感じずにはいられません。

きっと、ルターがパワフルなのでしょう。

そしてルターの言葉を伝える徳善先生の文章が、さらにパワフルなのだと思います。

 

主の恵みのみを基礎に、神様のわざを伝え続けたルター。

死ぬことなく、生き長らえて、まずルターに出会わなくては。

今さらになって、そんな風に感じました。

学生時代には、ぼんやりと通り過ぎただけだったのに。

でも、何事も遅すぎることはないですよね。

 

 

今後も私は死にたくなるでしょう。

そういう病気だから、仕方ありません。

 

でも、そのたびに、このみことばに出会いたい。

 

死ぬことなく、生き長らえて。

 

 

死ぬことなく、生き長らえて

 

主の御業を語り伝えよう。

 

 

私にできる、やりかたでいいのだから。