ぼたもち(仮)の重箱

躁うつ病、万年筆、手帳、当事者研究、ぼたもちさんのつれづれ毎日

ゲートキーパー

自殺防止のために寄り添い、適切な対応ができる存在のことを「ゲートキーパー」と言います。

日本語にすれば、「命の門番」です。

私のように希死念慮を覚えることのある病気を抱えている者にとっては、このゲートキーパーはとても大切です。

 

かつてひどかった希死念慮も最近ではかなりなりを潜め、私は結構気持ちよく生活していたのですが、ここのところ再びこの嫌な気持ちに捉われることが多くなりました。

 

今は早朝、4時過ぎです。

ほとんど眠っていなくて、苦しみながら過ごしていました。

でも、今の私にとって最も強いゲートキーパーが、深夜にもかかわらずカウンセリングしてくださいました。

無事に…なんとかこらえられました。

薬の袋まで出していたのに。

 

「命の門番」とはよくぞ言ったもので、私はその人の顔を思い浮かべると、「悲しませてはいけない、がんばらねば」と思うのです。

他にも何人か、私から見たゲートキーパーが存在していますが、今のところその人が最強です。

兄と同い年の牧師で、私は兄(時には父)のようにその人を慕っています。

私の苦しみに常に寄り添い、嘆きを分かち合ってくださる大事な人です。

 

家族や親身になってくれる友たち、先生たち、そして強いゲートキーパー

私の周囲にはたくさんの柵がはられて、「向こう側」へ落ちてしまわないように、強力に守られています。まるで結界のごとく。

 

その人たちのために、死ぬわけにはいかないんだ。

死に囚われるわけには、いかないんだ。

まだ、その「時」ではないんだ。

 

今日も私はまた救われました。

今夜も生き延びました。

ありがとうございます。

 

 

私もまた、あなたのゲートキーパーでいられるといいなと思います。

 

私のような弱い者でも。

 

あなたの、命の門番に。

 

 

あなたが苦しみの中にいるとき、私があなたを守れるように。

 

 

そう、祈っています。