ぼたもち(仮)の重箱

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工藤信夫「真実の福音を求めて 信仰による人間疎外その後」

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今日はこの本を読み終わりました。

 

精神科医の工藤信夫先生の本。

工藤先生、学生時代に習いました(中身は覚えてないけど)。

単位を取っただけ……(スミマセン)

 

この本は「信仰による人間疎外」という20年以上前の本の「その後」というか、まとめのような本です。先に「信仰による人間疎外」を読むべきだったけど、そちらがまだ届いていないので先に読んでしまいました。

いい本でした。が。

こう、なんというか、私の感じているモヤモヤのすぐ脇を掠っていくような。

もうちょっとダイレクトにパンチください。的な。

でも、まずは手始めに読む意義がありました。

ありがとうございます。

工藤先生、お元気かなあ。

私のことなんか知らないだろうけど。

 

キリスト教会っていうのもね、もちろん信仰の場ではあるのですが、なかなかに暴力的な風が吹いている場所なんですよ。だって、人間の集まりだから。ケンカもあるし。対立もあるし。

信徒同士で傷つけあっているケースとか、牧師による無言の圧力とか、実話に基づくいろんなケースが出ていたのが勉強になりました。

まあね、私も教会関連の暴力で病気になって、結果的に教会に行かれなくなったケースなので、十分にこの中に入りますね。教会どころか、人生狂いましたからねえ。

だから、教会が伝えようとしている「福音」ってやつが、ちゃんと伝えられているのかという疑問をきちんと出していらっしゃいます。

せっかくキリストの「福音(英語ではグッドニュースっていうらしい)」があるのに、お互いに傷つけあっていて、それどころじゃなくなっているキリスト教の中よ……

 

というお話しを読むことが、私の当事者研究にいま必要なのです。

でももうちょっとね。パンチください。的な。

次の本の到着を待ちます。

今週中にはすべて揃うだろう。

 

注文したのは、以下の通り。

 

「福音はとどいていますか ある牧師と医師の祈り」藤木正三、工藤信夫

「信仰による人間疎外」工藤信夫

「従順という心の病 私たちはすでに従順になっている」アルノ・グリューン

「暴力と人間 トゥルニエとグリューンを読む!」工藤信夫

「暴力と人間 強さを求める人間の心理」ポール・トゥルニエ

 

読み終わった本と合わせると、全6冊。

お金かかっちゃったよ……

でもお勉強のためです。仕方ない。近所の図書館になさそうだし。

 

毎日ご本を読んで、頭を整理するのが楽しいです。

 

 

もしかして、これが勉強ってやつ!?

 

 

 

……学生時代に勉強ってしたことないので、初めて楽しいと思っています。

 

 

 

真実の福音を求めて --信仰による人間疎外その後

真実の福音を求めて --信仰による人間疎外その後