当事者研究の一環で読みました。
セラピストさんから「解離がある」と言われてもう何年。
自分では全く実感がなかったのですが、本を読んで勉強してみたら、たくさん当てはまる症状があって、なるほどと思いました。
どの症状も、今はもうあまりないと思う。
でもほんの数年前まではたくさんあった。
凄くリアルな殺される夢を何度も見るとか、自分の中から自分がお出かけしてしまう感覚とか、暴力被害の記憶の一部がすっぽり抜け落ちているとか、いろいろ。
あ、被害の記憶は今も戻らない。
どれもみんな、死ぬほど苦しかった自分を切り離して意識を消して、その代わり意識のある方の自分だけが生き残るためのサバイバルだったようです。
読み終わったら、涙がポロポロ。
ごめん、アタシ。
たくさん苦しい思いさせて、ごめん。
同じ自分なのに切り離して知らないふりして、被害を一身に背負わせてごめんよ。
ここへ帰っておいで。
もう怖いことはないから。
そんな風に思いました。
解離の症状は誰にでもあるものらしい。
ボーッとして他のことを考えて、心ここに在らずの状態。
これの程度がひどいと、解離性障害に当たるのだそうな。記憶も怪しくなる。
近親者との死別とか、大きな災害とか、暴力被害とか、PTSDと関わるような症状とよくあわせて出てくるらしい。
もちろん、鬱や躁鬱とか、アスペルガーとか、統合失調症なんかも。
少し前だったらとても受け止められなかったけど、今は当事者研究でずいぶんと回復したから、動揺せずに読めました。
ゆっくり治っていきたいなと思います。
解離性障害のことがよくわかる本 影の気配におびえる病 (健康ライブラリーイラスト版)
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